東京タワー(東京都港区)の直下に、国や年齢、人種など多様な個性を表現した塗装が施され、来場者の目を引いている。3年間に及ぶ改修の一環で3月に完成した。
タワーから地上に向けたスポットライトをイメージして赤や黄、緑の円が重なり合うように描かれ、さまざまな人が集う様子を表現。1958(昭和33)年の開業以来、外構の大規模改修は初めて。バスやタクシー乗り場を整備し、塔頂部にあったアンテナ支柱のモニュメントも設置した。
コロナ禍で50日間休業し、5月28日に展望台などの営業を再開した。エレベーターの利用人数を制限する一方、7月以降も展望台への外階段を開放する。広報担当者は「東京タワーは3世代で訪れる家族連れや映画やアニメで知った外国人など、いろいろな人が集う場所。コロナ禍の収束後に再び世界中の人を迎え、東京の風景とともに足元にも目を向けてもらいたい」。(林敏行)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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