福島県伊達市の霊山(りょうぜん、標高825メートル)は、多くの奇岩怪石があることで知られる。その一つが「天狗(てんぐ)岩」。だが、その形がゴリラの顔に見えることから、地元では「ゴリラ岩」とも呼ばれているという。
はたして天狗なのか、ゴリラなのか――。自分の目で確かめてみたいと思い、11月27日午前9時、登山口を出発した。
道中、8畳ほどの平らな岩が谷に突き出ていた。その名も「天狗の相撲場」。スリル満点の断崖に立ち、阿武隈山地や吾妻連峰、安達太良山を望む。天狗に対する期待感が高まる。
寄り道をしながら歩くこと約2時間半。急な坂を登り切ると、天狗岩の場所を記した看板があった。先に進むと、イボのような細かい石がたくさんついた、荒々しい岩が現れた。
「う~ん、天狗には……」…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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