埼玉県東松山市材木町の集合住宅の一室で住人の介護施設職員、渡辺真澄さん(38)の遺体が見つかった事件で、県警は15日午後、関係者の40代の男の身柄を東京都内で確保したことを明らかにした。何らかの事情を知っているとみて東松山署に任意同行し、殺人の疑いで事情を聴いている。容疑が固まり次第、逮捕する方針だ。
県警によると、司法解剖の結果、渡辺さんの胸や腹には十数カ所の刺し傷があった。死因は失血死だった。凶器とみられる刃物は室内からは見つかっていないという。
渡辺さんは11日夕方に職場を出た後、12日に連絡がないまま欠勤。同日午前10時ごろに渡辺さん宅を訪れた同僚2人がインターホンを押したが反応がなかった。翌13日午前7時15分ごろ再度訪れた同僚が玄関のドアが施錠されていないことに気づき、室内のユニットバス出入り口付近で倒れている渡辺さんを見つけた。11日夜に死亡したと推定されるという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル