埼玉勢、松山女子と叡明が金賞 星野は銀賞 全日本合唱コン高校の部

高山顕治、白銀泰、樫村伸哉

 第74回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の高校部門が30日、大分市のiichiko総合文化センターであり、関東支部代表としてBグループ(33人以上)に出場した松山女子と叡明はともに金賞、星野は銀賞を受賞した。

 コロナ禍による人数制限のため、松山女子は2、3年生101人でステージに立った。自由曲では高橋久美子作詩、信長貴富作曲の「太陽は宇宙を飛び出した」など2曲で美しいハーモニーを響かせた。大会前にみんなで話し合い、この日は初めてマスクを外してステージに。部長の島崎心菜さん(3年)は「笑顔や表情で感謝の気持ちが伝わったかな」と笑顔で話した。

 叡明は3回目の出場で、2019年は銀賞。今大会はペンデレツキ作曲の「ケルビムの歌」を自由曲に選び、「合唱を披露させて頂けることへの喜びと感謝、そして祈りの気持ちが伝わるように」と臨んだ。

 信仰心を喚起する哀調も帯びた曲を、男声と女声のハーモニーで表現。部長の大竹葵音さん(3年)は「この舞台に立てるだけの努力をしてきた。すごく楽しかった」と話した。

 星野は11回目の全国大会出場。自由曲は木坂涼作詩、川浦義広作曲の「どこへ」を選んだ。独自に制作を依頼し、「どこへ行きたいの?」と問いかける楽曲。部長の鶴丸佳音(かのん)さん(3年)は「コロナで大変だったけれど、みんなで話し合う機会が増えて団結力が高まった」。顧問の佐々木憲二教諭は「みんな着実に成長し、こちらを励ましてくれた」と部員たちをたたえた。(高山顕治、白銀泰、樫村伸哉)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment