さいたま市の集合住宅で小学4年進藤遼佑君(9)の遺体が見つかった殺人事件で、死体遺棄容疑で逮捕された進藤悠介容疑者(32)が送検後のさいたま地検の調べに容疑を否認していることが21日、分かった。
これまで、遺棄やコードで首を絞めて殺害したことを認め「“本当の親じゃないくせに”と反発されて腹が立ち、殺してしまった」と供述していたが、一転させている。供述にあいまいな部分もあり、捜査関係者は慎重に調べを進めている。
捜査関係者によると、遼佑君の母親(42)と知り合ったのは1年半ほど前で、きっかけはインターネットだったことが分かった。3人での同居を昨年12月にスタートさせ、今年3月に再婚した。
遼佑君との間に日常的ないさかいは確認されておらず、表面上は良好な関係だったとみられる。母親は「2人の間にトラブルは思い当たらない」という趣旨の話をしている。県警は、血のつながりがない親子関係に葛藤を抱えていた進藤容疑者が突発的に殺害し、遺体を遺棄したとみて、慎重に経緯を調べる。
また居室内からは、凶器とみられる延長コードと遼佑君の靴がゴミ袋に入って見つかったことも判明した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース