堺市の小学校給食、2・3学期分を無償化へ 昨年度に続き実施

井石栄司

 堺市は19日、市立小学校と特別支援学校で今年度、2学期と3学期の給食を無償化すると発表した。12億7千万円かかる財源は国の交付金を充てる。今月の市長選で再選した永藤英機市長が公約に掲げていた。21日開会の市議会臨時会に補正予算案を提出する。

 市によると、対象となる児童・生徒数は約4万人。昨年度も国の交付金を財源に、2学期と3学期の給食を無償化していた。

 さらに、物価の高騰が続くなかでも給食の栄養バランスや量を確保するため、約5千万円を支援する。国の交付金を財源に充てる。

 すでに1人1食あたり15円を支援しているが、今回の支援で2、3学期については25円に増額する。給食費の支援は、全員喫食制(モデル校のみ実施)や選択制の中学生(約1700人)も対象となる。

 給食無償化を巡っては、大阪府高石市も小中学校で1、2学期の給食を無償化すると発表し、6月定例市議会に関連経費を盛り込んだ補正予算案を提出した。4月に初当選した畑中政昭市長が市長選の公約に掲げていた。約1億4千万円の財源には国の交付金を充てる。市は昨年度も3学期の給食を無償化していた。(井石栄司)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment