ごはんラボ 塩ザケとカブの煮込み
年間を通して手に入りやすい塩ザケを、これからの季節においしさを増すカブと一緒に煮込みます。塩辛いと感じるようなサケも、煮込めばいいあんばいに。食材のうまみが詰まったスープとの相性がうれしいひと品です。
下ごしらえでは、カブもニンジンも皮をむかずに切ります。料理監修の吉田勝彦さんは「皮付近のおいしい部分を余さず使います」。カブは煮崩れが気になりますが「皮がついていれば煮崩れ防止にもなって一石二鳥」というわけです。
あらかじめ下ゆでをしておくと、調味料がカブに入りやすくなるほか、ニンジンと火の通りがそろいます。カブの葉とネギを加えたら、最後は強火で一気に仕上げましょう。弱火でゆっくり火を通していると、カブの根が煮崩れやすくなってしまうからです。
塩魚を青菜と煮込む料理は中国料理では一般的なメニューです。塩ダラなどでも同じように作れます。(小林未来)
塩ザケとカブの煮込み
材料(2人前) 料理監修:吉田勝彦(中国家庭料理「ジーテン」)
□ 塩ザケ(甘口) 2切れ(1切れ70g)
□ カブ(葉つき) 2個
□ ニンジン 1/2本
□ 長ネギ 1/2本
□ 砂糖 小さじ1
□ 酒 大さじ2
□ 塩 小さじ1/2
□ 白コショウ 少々
□ 片栗粉小さじ1を水小さじ2に溶いたもの
□ ゴマ油 小さじ1
【作り方】
①カブの葉は細かく切り、根は皮付きのまま四つ割りにする。ニンジンも皮付きのまま薄い半月切りにする。長ネギは斜め薄切りにする。塩ザケは1切れを4等分程度の一口大に切る。
②鍋に湯を沸かし、カブの根を3…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル