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4日に発表された新型コロナウイルスの重症者数は505人と、前日に続き最多を更新し、初めて500人を超えました。死者数も45人と過去最多です。 「不要不急の外出自粛」が呼び掛けられている大阪府の新規感染者は394人でした。重症者の数は3日から3人増えて、139人になっています。東京都の新規感染者は449人と、3日ぶりに500人を割りました。210人の感染が確認された北海道では、旭川厚生病院で新たに9人が感染し、合計214人と国内最大規模のクラスターとなっています。他にも、85人の感染が確認された茨城県など、全国5県で過去最多を更新しました。 重症患者を受け入れる中核病院にとって、感染者の急増は命取りになりかねません。 名古屋大学医学部附属病院は、35の診療科と1000を超える病床を持つ東海地方でも最大級の中核病院ですが、重症患者の受け入れは最大8人までとなっています。理由は、新型コロナ以外にも高度な治療を必要とする患者が多くいるからです。
名古屋大学病院 救急・内科系集中治療部長、沼口敦医師:「重篤な患者さん、心臓移植をお待ちの方や肝臓移植をお待ちの方、高度な医療をお待ちの方は(新型コロナ患者と)同時に存在しています。もしも新型コロナウイルスの患者さんがどんどん増えて、集中治療室のベッドがもっと必要になって、そうすると1カ月待ってようやく手術だと思っても、手術してもらえない患者さんが発生するとか」 患者の急増は、重症者向けだけでなく、軽症や中等症の患者を受け入れる病院にも、大きな負担をもたらしています。 千葉県流山市にある東葛病院のコロナ専門病棟では、リハビリ担当のスタッフは入れず、看護師がリハビリも担当しています。特に高齢者への感染の広がりに、医療現場は不安を感じているといいます。
東葛病院 感染制御実践看護師・松原友紀さん:「最初は入院していた患者さんは若い方が多かったですが、最近は高齢の方が多くなっています。高齢の方だと急激に状態が悪くなるということもあり得るので」 東京都医師会の尾崎会長も、危機感を改めて訴えました。
東京都医師会・尾崎治夫会長:「冬に向かって、いわゆる通常医療のなかの救急患者さんもどんどん増える。日本は超高齢社会ですので、心臓の悪い方、肺の悪い方、持病を抱える方がたくさんいらっしゃいます。日本の皆保険制度のなかで助かる人も助けられなくなりますので、ぜひ本当にこの感染を抑えるための有効な対策を迅速にうってほしい」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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