能登半島地震の被災地では、大阪府内から派遣された保健師たちも活動している。山本啓代さん(35)は現地の悲惨な状況に戸惑いつつも、自宅避難者のケアなどに取り組んだ。ともに活動した先輩の背中からは、苦しむ人たちへの寄り添い方や、保健師としてあるべき姿勢を学んだ。
山本さんが石川県輪島市に入ったのは1月18日から5日間。同じく保健師の福村和美さん(56)や薬剤師、調整役の府職員計4人からなる「公衆衛生チーム」として活動した。
チームは市内の避難所3カ所や、自宅避難者の家を1日あたり5、6軒訪問。高齢者の健康確認や、石油ストーブで高まる室内の一酸化炭素濃度への注意喚起といった生活環境の改善に携わった。
初の被災地 頭をよぎる不安
山本さんは、被災地で活動す…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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