全国から注目される、ユニークな駄菓子屋が奈良県生駒市にある。
100円を手にやってきた子どもたちはまず、店頭のガチャガチャを回してカプセルに入った木製の「チロル札」をゲットする。100円分のお菓子に使ってもいいし、これ1枚で500円の特製カレーを奥の食堂で食べることもできる。チロル札が2、3枚入っている当たりのカプセルもあるので、わくわくドキドキが止まらない。
100円以上の価値を提供できるのは「魔法使いの大人がいるからです」。そう意味ありげに言うのは、2年半前に仲間と「まほうのだがしやチロル堂」をオープンした石田慶子さん(50)=生駒市=だ。
障害のある長女が小学生だった十数年前、放課後等デイサービスを開設してもらえないかと知人に頼んだが、断られた。自ら情報収集し、企画立案までした。だったら私がやるか。市内初となる放課後デイを立ち上げた。
福祉のニーズは高く事業は拡…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル