来年度から名古屋市の小学校の部活動が変わります。
小学校の半数で、部活が教師ではなく、それぞれの分野の経験者などが指導する方式に変ります。どんな人が指導するのか、また子どもたちにはどんなメリットがあるのでしょうか?
指導するのは教師ではなく民間委託の指導者に
名古屋市では、小学4年から6年の児童を対象に、市内全ての小学校で週3日、自由参加の部活が行われています。
このうち半数にあたる約130校で、2020年9月から教師による部活指導を取りやめます。
部活は民間委託となり、それぞれの分野の経験者などが指導することになります。
これに対して、保護者は…
「学校の先生が負担に感じているのであったら、外からの先生でも子どもたちが楽しくできれば、管理をきちんとしてくれればそれでいいとも思います」
「先生じゃなくても専門知識を持ってる方なら別に差しさわりないかなと思います」(保護者)
理由のひとつは「教師の働き方改革」
部活を民間に委託する理由のひとつは、教師の働き方改革です。
南区の柴田小学校では去年から先行して、民間委託を始めています。
「これまで部活動を担当していた職員は、児童を下校させた後、部活に使っていたその時間帯を、教材研究だとかほかの職員とのコミュニケーション含め、ともに学べる場になったということで、ずいぶん部活に使っていた時間を他の業務に回すことができている実態があります」(名古屋市立柴田小学校 原田直美校長)
部活の選び方も変わる…教育の専門家は評価
児童が部活を選ぶ仕組みも変わります。
今までは1学期に1つ、2学期・3学期に1つというように、前期後期でそれぞれ1つの部活に取り組んでいました。
民間委託後は、週に3つの部活を選んで、それらに1年通して取り組みます。
この方針に専門家は…
「1つの種目よりは色々な種目をやったほうが、子どもの神経系の発達には私はプラスになると思います。色々なものをやって自分にあったものが見つかるということにとっては、運動にとっての動機付け(モチベーション)が高まっていくと思いますね」(三重大学 教育学部 鶴原清志 学部長)
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment