東京・日本橋の新たな商業ビル「COREDO(コレド)室町テラス」が27日、三越本店近くに開業する。日本橋には、三井不動産が新たな客層を呼び込もうと、この15年で、百貨店とは趣が違う商業施設を集積させてきた。室町テラスでその「変身」計画が一巡する。
室町テラスはオフィスを備える地上26階建ての複合ビル「日本橋室町三井タワー」の地下1階~地上2階部分だ。計6千平方メートルの売り場に、飲食や雑貨など31店が入る。
核テナントは、日本初出店になる台湾の「誠品生活日本橋」。台湾や中国で展開している書店を中心とした人気店で、独自の目利きで品ぞろえした幅広いジャンルの書籍が並ぶ。
三井不動産は、2004年の「コレド日本橋」の開業を皮切りに、「コレド室町1~3」(10~14年)をオープン。4施設で年3千万人が来館し、30~40代の新たな客層を呼び込んできた。英語のコア(CORE、核)と江戸(EDO)をつなげた造語の「コレド」には、江戸・日本橋のにぎわいをよみがえらせたい、という思いが込められている。
三井不動産は、室町テラスと既…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル