阿部浩明
北海道福島町白符の山中で発見された、ヒグマに襲われたとみられる変死体について、北海道警松前署は6日、遺体は女性で、死因は外傷性ショックとみられると発表した。遺体は損傷が激しく、現場周辺にヒグマのものとみられるフンや体毛が落ちていたという。
署によると町内の70代女性が1日午前、現場近くの畑へ作業に出かけたまま戻っていない。署は遺体が女性の可能性があるとみて、DNA鑑定をして身元の確認を進める。
5日には、ヒグマの生態に詳しい専門家や警察官らが現場付近を調べた。クマが掘ったような穴や、遺体を草で隠したような痕が確認された。6日にはハンターが駆除のため山中に入った。
今回人を襲ったとみられるヒグマは、再び人に危害を加える可能性が高いとされる。周辺住民は不安を募らせており、町は防災無線や役場職員が巡回し注意を呼びかけている。(阿部浩明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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