東北地方の小・中学校は、20日(土)から夏休みに入る地域もあり、海やプールを楽しみにしている子供たちも多いのではないでしょうか。ただ、夏休みの序盤は梅雨空で、青空の下で水遊びを楽しめるのはもう少し先になりそうです。
20日(土)~21日(日)急な雨や落雷注意
梅雨前線が北陸から関東付近にかけて停滞する予想です。東北地方は、南部を中心に雨で、午後は雷を伴ってザっと雨脚の強まる所があるでしょう。落雷や突風などにお気をつけください。一方で北部は、日中は晴れて日差しが戻りそうです。湿気が多く、各地ともムシムシとした暑さです。こまめに水分補給をしましょう。
22日(月)変わりやすい天気続く
前線を伴った低気圧が東北地方に近づく予想です。東北地方には暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になるでしょう。日差しはあるものの、あちらこちらで雷雲が発達するので、午後はにわか雨や雷雨の所があるでしょう。遠くで雷鳴が聞こえたり、辺りが急に暗くなったら、屋内や車の中に避難しましょう。
23日(火)~24日(水)雨の降り方に注意
低気圧や前線が、東北地方を通過するでしょう。南から暖かく湿った空気が入りやすく、低気圧や前線付近で雨雲が発達する見込みです。東北地方は広く雨が降り、日本海側を中心に雨量が多くなるおそれがあります。雨の降り方にお気をつけください。
日照不足 夏野菜高騰 夏休みの食卓直撃
仙台管区気象台からきょう19日に、東北太平洋側の日照不足に関する東北地方気象情報第2号が発表されました。太平洋側では南部や岩手県沿岸を中心に、6月28日頃から日照時間の少ない状態が続いています。スーパーの野菜売り場で、日照不足の影響で夏野菜のキュウリやナスなどの値段が高く、驚いている方も多いのではないでしょうか。
この先、一週間は日照が少なくても、気温は平年並みか高い日が多く、蒸し暑い日が多くなりそうです。夜間の気温も下がりにくく、寝苦しく感じられる日も多くなるでしょう。夏バテしやすくなりますので、値段高騰の影響が少ない野菜などを上手に使いながら、バランスの良い食事を心がけましょう。食品の管理にも気をつけて、素敵な夏休みをお過ごしください。また、日照の少ない状態は、この先10日間程度は続く見込みです。農作物の管理等にもくれぐれもご注意ください。
日本気象協会 東北支社 佐藤 理恵子
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