北海道北見市で、市が夏休み期間中に予定していた中学、高校生への新型コロナワクチン接種が、国からのワクチン供給のめどが立たないため難しくなっていることがわかった。市の担当者は「タイミングを逃さないワクチン配布をお願いしたい」と訴えている。
市は65歳以上の高齢者への集団接種を7月末までに終える予定で、8月からは64歳以下の集団接種を始める計画。
中高生についても、集団行動が多くクラスター(感染者集団)発生のリスクがあるため、64歳以下とは別枠で進める方針だ。保護者からは「夏休み中に接種してほしい」との声も市に寄せられていた。希望者で保護者の了解を得た人を対象に、市内6カ所の小児科の協力を得て、夏休み期間中に個別接種を行う予定にしている。
ただ、国からのワクチンの配布計画が不透明で、市の要望通りに配布されるかが見通せなくなっているという。市は早期に対象者に通知したい考えだが、担当者は「このままでは通知できず、夏休みが終わってしまいかねない」としている。(三上修)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment