外国人同士でトラブル 搬送先病院に100人集結し混乱、逮捕者も

浅田朋載

 埼玉県川口市で4日夜、トルコ国籍の男性同士のトラブルを発端に、市内の病院付近に約100人の関係者が集まる騒ぎがあった。

 県警は、この騒ぎで車両をパトカーに衝突させた公務執行妨害の疑いや暴行の疑いで、トルコ国籍の男2人を現行犯逮捕した。発端になったトラブルでも、男性が頭や首を刃物のようなもので切り付けられ大けがをしており、殺人未遂事件として捜査している。

 4日午後8時30分ごろ、埼玉県川口市安行原で、「複数人がけんかしている」など複数の110番通報があった。

 国際捜査課によると、住所、職業不詳のトルコ国籍の男性(36)が乗っていた乗用車が、追跡してきた複数台の車に停車させられた。その後、複数人に襲われたという。知人男性も同乗していたが、避難して無事だったという。

 大けがをした男性は、川口市内の病院に搬送された。一方で、男性を襲ったとみられるトルコ国籍の男(24)も、腕をけがしてこの病院に救急搬送された。

 そのため、病院付近に双方の関係者ら約100人が集まる事態となった。周辺では小競り合いが起き、逮捕者も出た。県警は、双方に何らかのトラブルがあったとみて捜査している。(浅田朋載)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment