九州大は19日、福岡県内で特定外来生物ツマアカスズメバチの働きバチをのべ50匹以上発見したと発表した。調査したスズメバチの専門家の上野高敏准教授(天敵昆虫学)は「巣が2~3個ある。完全定着する一歩手前の危機的状況」と指摘。情報提供を受けた環境省九州地方環境事務所は近く、九大と連携して緊急調査に乗り出す。
ツマアカスズメバチは繁殖力が高く、ミツバチなどを捕食し、生態系や養蜂業への影響が懸念される外来種。国内では長崎県対馬で定着している。
上野准教授は、5月に福岡市と福岡県久山町で女王バチが1匹ずつ確認されたことを受け、周辺を独自に調査。8月に入って久山町と篠栗町の山林や養蜂場計6カ所でのべ50匹以上の働きバチを見つけ、個体の追尾から巣が2~3個あると判断した。
巣からは11月以降に次世代…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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