外苑再開発、「緑かビルか」の対立は不毛 建築家が考える現実解とは

有料記事

聞き手 シニアエディター・尾沢智史

 神宮外苑の再開発が議論になっています。「緑か、高層ビルか」の二者択一ではなく、「記憶の継承」こそが重要、と都市デザインが専門の小林正美さんは言います。再開発をめぐる対立を乗り越えるには、何が必要なのかを語ってもらいました。

 神宮外苑の再開発については、その出発点から考える必要があります。

 東京五輪パラリンピック開催が決定した2013年に、東京都は「公園まちづくり制度」を創設し、外苑地区の建物の高さ制限も緩和されました。五輪開催とリンクするかたちで、外苑再開発計画は既にスタートしていたのです。

 建築の高さ制限の緩和などは…

この記事は有料記事です。残り901文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment