外階段の崩落、別物件も腐食か 業者は120棟以上施工

 東京都八王子市で4月、賃貸アパートの外階段が崩れ住民の女性(58)が転落死した事故で、同じ施工業者が手がけた神奈川県厚木市のアパートでも事故現場と同様に外階段が腐食していたことが、厚木市への取材でわかった。市職員が確認したという。

 この業者が建てたアパートは東京都神奈川県で計120棟以上あるとみられ、国土交通省は両都県に緊急の調査を要請した。

 業者は相模原市の則武地所。同社が2010年度以降に建てた2階建て以上の共同住宅が調査対象になる。大半は木造アパートという。

 事故を受けて自主的に調査をしている自治体もある。厚木市では対象の16棟のうち1棟で外階段の腐食が見つかり、市が管理者に対策を求めた。相模原市には計画段階のものを含め55棟あるが、4月30日までの市の調査で、ただちに崩落の恐れがある物件はなかった。八王子市でも複数の物件で腐食を疑わせる階段が見つかったが、市は調査対象の件数を含め詳細を明らかにしていない。

 ほかの自治体では、対象物件…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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