多発するヘイトクライム 弁護士が注目する条例案は何が先進的か

 外国出身者に対する「不当な差別的言動は許されない」とするヘイトスピーチ解消法の施行から7年が過ぎた。街頭でのヘイトデモは減った一方、立て続けに起きているのが「ヘイトクライム」(差別犯罪)だ。ヘイトをめぐる裁判に関わり、法規制のあり方や国際人権法に詳しい弁護士の師岡康子さんに、さらに必要な取り組みを聞いた。

 ヘイトスピーチ解消法が2016年に施行され、警察の対応が変わりました。ヘイト系の団体などがデモを届け出ると、警察がヘイトスピーチはできないと指導し、街頭で注意することもあります。コロナ禍の影響もあったとはいえ、ヘイトデモはかなり減ってきました。

 一方で、在日コリアンが多く住む京都府宇治市のウトロ地区や大阪府茨木市のコリア国際学園への放火、民族団体への脅迫など、悪質なヘイトクライムが連続して起きています。

 ヘイトクライムは個人的恨み…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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