多頭飼育の家で“食べられていた家主”も…増える『孤独死』 遺品整理の現場に見る最期のメッセージ(東海テレビ)

■「孤独死」の69歳男性…死後兄が駆け付けた部屋はゴミ屋敷に

 愛知県弥富市のマンション。外部とのつながりを遮断するかのように、部屋の中は溜め込まれた物であふれていました。

 部屋に1人で暮らしていたのは、69歳の男性。心筋梗塞で自ら救急車を呼びましたが、その後亡くなりました。

亡くなった男性の兄:
「生前は全然気が付かなくて、亡くなってから気が付いた」

 男性の死後、部屋に駆け付けた兄。自分では手に負えないと専門業者に遺品整理を依頼しました。亡くなった男性の仕事はビルの清掃でした。

 部屋から見つかった多くをゲームやアイドルグッズ。

男性は給料の多くをそうしたものの収集に使っていました。

亡くなった男性の兄:
「親がいるうちはやっぱり、いらないものを買ってきたら(親が)怒るでしょ、普通。散らかしたら片付けろと怒るでしょ。それがなくなったら、余計そのままに…」

 20年前、同居していた母親が他界してからは、一人暮らし。その頃から急に物をためるようになりました。このような現場は決して少なくないといいます。

遺品整理会社「Good Service」安保学人さん:
「結構ゴミを捨てられなくて、こうやってたまっている方が多いかと思います」

亡くなった人の「人生」が浮かび上がる遺品整理。その現場には壮絶なものもありました。

■きっかけは「父親の孤独死」…遺品整理現場を再現したミニチュアの製作者

 遺品整理の現場を再現したミニチュアを作っている東京都板橋区の「遺品整理人」小島美羽さん。

遺品整理人 小島美羽さん:
「自分の家族も、もしかしたらこうなってしまうかもしれないという現実が日本にはあるということを知ってもらいたいです」

 就職活動に悩み、誰にも相談できず自ら命を絶った学生。

 肩を寄せる飼い猫たち…溜まった糞。多頭飼育の家では、孤独死した家主が食べられていました。


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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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