“夜の街”“若者”必要な対策は 都医師会長に聞く(テレビ朝日系(ANN))

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東京都では10日、新型コロナウイルスの新規感染者が243人確認され、2日連続で200人を超えました。感染の拡大を止めるにはどうしたらいいのか。東京都医師会・尾崎治夫会長にお話を伺いました。 ◇感染は拡大しているのか
感染が拡大してきていることは事実だと思います。PCR検査能力が飛躍的に増え、一日3000件くらいやっていて、以前よりも無症状の人や濃厚接触の人をすべて検査しています。しかし、保健所が集中的にやっている検査以外に、新宿・歌舞伎町と関係ないような人も増えているところがありますので、市中に感染が広がりつつあることも注目しないといけません。 ◇“夜の街”にはどのような対策が必要か
“夜の街”で感染がくすぶっている状態があって、そこに出入りする若い人を中心に、周囲へ市中の感染が広がりつつあるというのが現状だと思います。エリアを限定して、補償を伴いながら休業要請をして、休んで頂いている間に集中的にPCR検査をするというやり方の方が、感染を抑止する面ではいいのではないかと考えています。 ◇若い世代の感染拡大について
20~30代の若い人は軽症や無症状の人が圧倒的に多いです。そういう意味で、若い人が安心している部分もありますが、そういう人の行動範囲は広く、いつのまにか周囲に広がってきていることが事実です。それが高齢者や病院、介護関係の方に広がっていくことが怖い。 ◇緊急事態宣言の時のように、一斉自粛は必要になるか
マスクをして静かにしていれば、電車の通勤や駅の混雑ですれ違うことではうつらないと思っています。やはりマスクを外してだ液が飛び交うような環境下が一番問題で、接待を伴う飲食や若い人が飲み会で盛り上がって騒ぐようなところが一番危ないと思います。そういう所は2~4週間くらい控えるようにして頂いて、なおかつ、歌舞伎町のような“震源地”を徹底的に補償しながら休業要請し、PCR検査を行って感染状況を調べるという両面から攻めていけば、広い範囲で人の流れを止める必要はないと思います。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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