夜間中学を全国に開設する機運を盛り上げようと、夜間中学に通う人たちを描いたドキュメンタリー映画「こんばんはⅡ」を上映する全国キャラバンが近くフィナーレを迎えるのを記念するイベントが18日、明治学院大学(東京都港区)で開かれた。キャラバンは全都道府県に少なくとも1校の夜間中学を設置することをめざし、2019年から全国で上映会を開いてきた。
夜間中学は公立中学校の夜間学級のこと。政府は2016年に教育機会確保法を成立させ、設置推進を掲げているが、昨年10月時点で15都道府県40校にとどまっている。
映画は森康行監督が制作。いじめによる不登校や貧困や暴力など、様々な事情で義務教育を受けられなかった外国人らが夜間中学に通って自信をもち、未来を開く姿を紹介している。
「明日へ向かうつどい」と題した18日の会では、上映後に映画でナレーションを務めた女優の大竹しのぶさんが登壇。「人生は一生勉強なんだよ、と父がよく言っていた」と、教師だった父の思い出を交えながら夜間中学への思いを語り、訪れた約150人が聴き入った。(平山亜理)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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