神谷裕司
佐賀県唐津市浜玉町の浜崎海岸で1日、近くの浜崎小学校の2年生約110人がクルマエビを放流した。
佐賀玄海漁協浜崎支所が「地元の海と生き物を子どもたちに知ってもらいたい」と、体長約5センチの稚エビ約3万匹を用意した。浜崎海岸での児童らによる放流は長年続けており、県の「さがっ子リレー放流」事業の一環として実施した時期も。昨年は天候悪化で中止した。
この日、サンダルを履いた子どもたちは、バケツに数十匹の稚エビを入れてもらい、波打ち際との間を幾度か往復して放流した。放流後には砂浜の清掃もした。鶴田一心君(7)は「楽しかった。『早く大きくなってね』と思いながら海に放した」と笑顔を見せた。
支所の荒巻信弘・運営委員長によると、秋口には体長15~20センチに育ち、9~12月に刺し網で漁をする。浜崎海岸付近は昔から天然のクルマエビが取れていたという。(神谷裕司)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル