大みそかに探し回った誕生日ケーキ 世界って誰かの優しさで回ってる

 息子2人を育てている40代主婦のwaruyoiさん。

 毎年、「大晦日(おおみそか)にどこでケーキを買うか」を悩み続けてきた。

 12月31日生まれの次男(小6)の誕生日ケーキだ。

 地元の店は休みだったり、この時期は予約しても誕生日用を注文できなかったり。

 これまでは、ママ友のクレープ屋さんに無理を言ってケーキを作ってもらうなどしてきた。

 長男の誕生日は本人のリクエストを聞いて好きなケーキを選んでいるので、申し訳なく思っていた。

    ◇

 2年前、人気のケーキ店が大晦日も営業していることを知った。

 しかも、誕生日ケーキを作ってくれるという。

 一昨年、昨年と注文し、今年も予約しに行った。

 その日は店員が忙しかったため、オーナーであるパティシエが接客。

 受け取り希望日を伝えた後、思わず「大晦日にすみません」と謝ってしまった。

 するとパティシエは「いや、実は……」とはにかんで、大晦日に営業する理由を教えてくれた。

 「大晦日にケーキを食べたこ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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