東海テレビ
名古屋市の小中学校では連休明けの7日と8日が、臨時の登校日となっていて、先生や友達と久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られました。愛知県では学校再開後、3密を防ぐために分散登校とする方針ですが、子供や保護者、それに学校の心境を取材しました。
7日正午ごろ、名古屋市北区の清水小学校には、子どもたちが保護者に付き添われながら次々と登校してきました。
休校期間が5月末まで延長されたことを受けて、名古屋市内すべての小中学校では、7日と8日が「登校日」に。「密」を避けるために時間を分けて、分散して登校するようになっています。
入学式や始業式以来、およそ1ヵ月ぶりの学校、みんな嬉しそうです。
先生:
「何か困っていることとかなさそう?」
まず行われたのは担任の先生との面談で、長引く休校で過度なストレスがかかっていないか、直接顔を見て確認します。
児童の父親:
「中津川(野外学校)は中止ですか?」
先生:
「まだ中止かどうかも分からない状態。学校始まってみないと…」
学校行事がどうなるか保護者も心配していますが、なかなか先は見通せません。
今までの宿題を提出し、5月末までの新しい宿題を受け取りました。
5年生の宿題は、これから習う計算ドリルや国語の読解力を鍛える問題集などが配られました。授業の遅れを少しでもスムーズに取り戻せるよう、予習が中心です。
先生:
「学習面で不安なことがないかとか、ストレスがないかとか。電話などでもお話したりしてたんですけど、きょうは元気な姿が見れてホントに嬉しかったです」
6月1日の学校再開について、愛知県は独自の対策を打ち出しています。
再開後2週間は、「3密」を防ぐため分散登校とする方針で、小中学校については児童・生徒を2つのグループに分けて、1日おきに交代で登校し、登校しない日は自宅学習にするといった案を示しています。
分散登校について子どもたちは…。
5年生の男子児童:
「分散登校にした方が安全ならいいと思います。早く収束してほしいから、安全な方がいいと思います」
別の5年生の男子児童:
「嫌だ…、もう嫌だ…。なりたい友達とクラス一緒になれたから、喋りたい」
一方、保護者からは歓迎する意見が概ねでした。
5年生の児童の母親:
「やっぱり勉強のことですよね。家で見るのは限界があるので、そこが心配です。今まで通りちゃんと毎日学校に行ってもらって、やってもらった方がいいのかなと」
別の5年生の児童の母親:
「(人数が)半分くらいになったほうがいいなと思います。お互い距離がとれた方が、安心だと思っています」
一方、対応にあたる学校からは、心配の声もありました。
清水小学校の鈴木校長:
「分散というと過密を避けていいと聞こえるんですけども、実際に行うには、例えば低学年だけで登校は難しいですし、教室に半分いれるだけでも、2教室に分けて違う学年の先生が見なきゃいけない」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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