倉富竜太
25日午後3時23分ごろ、大分県由布市湯布院町湯平の花合野(かごの)川で、「作業をしていた男性2人が川に流された」と119番通報があった。
県によると、流された2人は、花合野川に砂防ダム(高さ約6・5メートル、幅42メートル)を建設する県発注の工事にあたっていた元請け会社の60代男性社員と、下請け会社の40代男性社員。消防や警察が計66人態勢で捜索にあたっていたところ、約3時間後、下流の大分川で心肺停止状態の1人が発見され、死亡が確認された。身元を確認している。
花合野川では、2020年7月の豪雨で旅館を営んでいた一家4人が車で避難中に濁流に流されて犠牲になった。県はこの災害をきっかけに花合野川上流域で砂防ダムを建設しており、工期は昨年7月から今年10月までの予定という。
由布市では25日午後3時52分までの1時間に31・5ミリの激しい雨が降り、大雨洪水警報が発令されていた。工事現場近くに設置されている雨量計では、同日午後3時10分からの10分間で22ミリを計測しており、県は急な大雨で川が増水したとみている。(倉富竜太)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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