大型で非常に強い台風6号が沖縄に接近中　猛烈な風で建物倒壊の恐れ

　大型で非常に強い台風6号は31日、日本の南を発達しながら北上し、8月3日にかけて沖縄や奄美の両地方にかなり接近する見通しだ。沖縄では1～2日に一部の住宅が倒壊するほどの猛烈な風が吹き、奄美も含めて猛烈にしける恐れがある。

　気象庁によると、台風6号は31日午後4時時点で南大東島の南約320キロにあり、時速約15キロで北北西に進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。

　1日に予想される最大風速は沖縄40メートル、奄美28メートル。同日正午までに予想される24時間降水量は、多いところで九州南部120ミリ、奄美150ミリ、沖縄100ミリ。

　台風は沖縄に接近後、東シナ海で動きがゆっくりとなって影響が長引く恐れがある。その後、進路を東寄りに変えて本州に近づく可能性もある。気象庁は暴風や高波、大雨などに厳重に警戒するよう呼びかけている。（宮野拓也）