大学の対応焦点に 共通テストへの「情報」追加決定

 文部科学省は30日、2025年の大学入学共通テストの出題教科・科目を正式に決め、各大学に通知した。来年度から導入される高校の新学習指導要領を反映し、「情報」を出題教科に追加した。一方、国語・数学への記述式問題導入と、英語民間試験の活用については、いずれも見送りを正式に決めた。

 「情報」は03年度から高校で全員が履修する教科となり、22年度の高1から順次適用される新学習指導要領では、プログラミングなどの「情報Ⅰ」(必ず履修する科目)と発展的な内容の「情報Ⅱ」(選択科目)に再編される。

 これを踏まえて文科省は、新要領のもとで学んだ学年が高3になって迎える25年の共通テストから、出題科目に「情報Ⅰ」を加えることを決めた。ただ、旧要領のもとで学び、「情報Ⅰ」を履修していない浪人生も共通テストを受けるため、文科省は何らかの移行措置を検討する見通しだ。

各大学の対応が焦点に

 新要領では「歴史総合」「地…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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