桑原紀彦
新型コロナウイルスワクチンの大学での「職域接種」をめぐり、萩生田光一文部科学相は11日の記者会見で、これまでに32大学から実施の申請があったと明らかにした。いまのところ実施を決めているのは大学病院がある大学が中心だが、その他の大学も実施を検討しており、申請はさらに増える見通し。
政府は職域接種を21日から始める方針。企業や大学からの申請を8日から受け付けており、大学では10日正午までに32校が申請した。文科省には97校が打ち手の確保策や費用負担などについて相談を寄せているという。同省は実施校を増やすため、20校程度を先行するモデル事例として選定し、ノウハウなどを広げていきたい考えだ。
会見で萩生田文科相は、広島大が会場となる広島県東広島市のキャンパスで、地元企業の社員らも接種が受けられるよう協議していると紹介。また、弘前大(青森県弘前市)では市内の別の大学の学生や教職員らにも接種を予定していると明らかにした。(桑原紀彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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