大学入学共通テスト 大きなトラブルなく、1日目の全日程が終了

山本知佳

 大学入試センターは、大学入学共通テスト1日目の全日程が終了したと発表した。

 1日目は地理歴史・公民、国語、外国語の試験が行われ、例年最も受験者が多い外国語は46万5043人が受けた。昨年は1日目の朝に、東京大前の路上で受験生らが刺される事件があったが、14日は大きなトラブルはなかった。2日目の15日は、理科と数学がある。

 大学入試センターによると、志願者は51万2581人で、昨年より1万7786人(3・4%)減った。

 センターによると、名古屋市愛知県立明和高校と、大阪教育大柏原キャンパスの2試験会場では、地理歴史・公民で、監督者が時間の確認を怠り、試験時間がそれぞれ5秒、1分短くなった。両会場の計119人は、希望すれば28日の再試験を受験できる。

 試験時間の繰り下げもあった。山口大工学部では、国語の試験前に火災報知機が鳴った影響で、試験開始が30分繰り下げられた。

 同大などによると、試験会場ではない別の建物内にある研究室の実験器具などから煙が出て、試験を行う建物の火災報知機が鳴った。安全を確認し、試験が開始された。約550人に影響があった。

 英語のリスニングでは、機器のトラブルなどで、全国の受験者計41人が、試験を途中からやり直す「再開テスト」を受けた。(山本知佳)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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