囲碁のアマ強豪、東京理科大3年の栗田佳樹さん(21)が2日、アマ初参加となった第45期棋聖戦Cリーグ第1戦で、望月研一八段(36)に293手で白番5目半勝ちした。
持ち時間3時間の対局は、両者とも時間いっぱい使い、終盤に残り1分の秒読みに突入。互いにミスが出たが、最後に栗田さんが抜け出た。
栗田さんは予選でプロ相手に5連勝して枠抜け。Cリーグは3勝すればリーグ残留、4勝1敗でBリーグ昇格、5戦全勝でリーグ優勝すれば井山裕太棋聖への挑戦者決定トーナメントに進出する。次戦の相手は張豊猷(ちょう・りゆう)八段(38)。
栗田さんは「持ち時間がアマ棋戦にはない3時間もあり、落ちついてゆっくり考えられるのがプラスに働いているのかもしれない。次戦の張豊猷先生は対局中にすごい気迫があるイメージ。意識せず、いつもどおり打ちたい」と話した。(大出公二)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル