国民生活センターは25日、大手百貨店のロゴを使用し、本物とそっくりに作られた偽通販サイトに関する消費者相談が多く寄せられていると発表した。高級なブランドバッグや時計と称する商品を80~90%割り引いて販売しているように見せかけ、実際には偽物だったケースも多いという。
センターによると、百貨店をかたる偽サイトの相談は、今年度だけで約800件あり、うち600件は高島屋をかたるものだった。ネット広告で、「免税店が閉店になった。在庫があるが倉庫の契約期限がくるので処分することになった」などとうたい、偽サイトに誘導していた。
偽サイトでは、高級ブランド品とうたわれている商品を大幅に値引いて販売しているように宣伝。支払い方法が代金引換に限定されている場合が多いという。センターの担当者は「代金引換で支払うと返金が難しくなってしまう。日本百貨店協会のホームページから正規のサイトを開き、注文しようとしているサイトが本物かどうか確認を」と呼びかけている。(小林未来)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル