NHKは6月9日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で収録を休止していた大河ドラマ『麒麟がくる』について、6月30日から収録を再開すると公式サイトで発表した。 収録は「感染防止のための制作マニュアル」に基づいて行い、6月7日をもって一旦休止とした番組の放送については、収録再開後の状況を見て判断するという。
大河ドラマ『麒麟がくる』の収録は、6月30日に放送センター内スタジオで再開される。 NHKは新型コロナウイルスの感染対策を行いながらドラマ番組の収録を再開するため、産業医科大学の専門家らの助言を受け、制作マニュアルを作成。 スタッフ・出演者の健康面や作業環境の管理など大きく4つの項目に分けて詳細に対策案を示した。 出演者同士の距離が2メートルより近くなる芝居は「限定的に行う」とし、かつ出演者の同意を取るという。 大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台は、戦国時代。 迫力ある合戦シーンなどが見どころの一つだが、制作マニュアルでは「スタジオ内で人が密集しないよう、レイアウトする」と明記された。 ネット上では「これからが面白い局面。どう表現していくんだろう」「不可欠な合戦シーンの撮影は密になる。どうなるのか」などと心配の声も寄せられている。
主演で明智光秀役(第21回時点では明智十兵衛光秀)を演じる俳優の長谷川博己さんは、コメントを発表。 放送休止に触れた上で、「全44回、何とか放送していきたいと思っておりますので、今後の『麒麟がくる』明智光秀のミステリーの顛末を、楽しみに、どうか大らかなお気持ちでお待ちいただければと思います。皆様の健康とともに、麒麟がくる日を願って」としている。 大河ドラマ『麒麟がくる』は、6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」をもって放送を一時休止に。 また同じくNHKの連続テレビ小説『エール』も現在放送を休止している。
ハフポスト日本版編集部
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