大津市は25日、ふるさと納税の返礼品に、江戸時代に大津の名産として知られた「大津絵」がプリントされたTシャツとトートバッグを加えた。市の担当者は「市の魅力を広くPRできたら」と期待を寄せている。
大津絵は鬼や動物をユーモラスに擬人化して描く画風が特徴で、江戸時代に交通の要衝だった大津市追分町付近で旅人に土産物として売られていた。スペイン生まれの巨匠、パブロ・ピカソも所蔵するなど海外の芸術家の関心を集め、今年4~6月にはフランスのパリで欧州では初めてとなる大規模な展覧会が開かれ、多くの人でにぎわった。
返礼品のTシャツとトートバッグはそれぞれ2種類で、鬼が僧侶に身をやつしてお布施を請う「鬼の念仏」と良縁の験担ぎの護符として広まった「藤娘」の画像がプリントされている。
寄付金額が1万円以上の人が対象で、トラストバンク(東京)が運営する国内最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」に25日から掲載された。
市企画調整課は「ふるさと納税の寄付をいただき、大津絵の魅力にも触れてもらいたい」としている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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