大阪と京都、兵庫の3府県で16日、休業要請の一部が解除され、様々な施設が再び動き始めた。
阪急大阪梅田駅近くにあるパチンコ店も営業を再開。開店前に約10人が並んだ。入り口付近にはマスクとフェースシールド、手袋を着用した従業員が立ち、入店する客の体温を測るなどした。大阪府門真市の男性(29)は「1カ月ぶりに打てる」。
大阪市北区の大衆劇場「梅田呉服座」も、約1カ月ぶりに観客を入れた営業を再開した。座席を1席ずつ空け、定員は通常の245人から半分以下に。約40人の来場者一人ひとりを検温し、ロビーの長いすは撤去した。座元の山崎照久さん(72)は「クラスターが発生すれば、すべての大衆劇場に影響が及ぶ。できる限りの努力を続けたい」と話した。
京都の寺社も動き出した。京都市東山区の八坂神社はこの日から、参拝時間を2時間延長し、午後6時までに。権禰宜(ごんねぎ)の東條貴史さん(33)は「八坂神社は古くから、疫病退散のご利益があるとされてきた。参拝者の気持ちになるべく応えたい」と話した。
個性的な作品上映で人気の映画館「京都みなみ会館」(京都市南区)は、再開準備を始めた。開館まで2週間ほどを見込んでいる。吉田由利香館長(32)は「ようやくという感じ。ここからスタートと思っている」と前を向いた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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