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今年、話題になった言葉に贈られる流行語大賞の表彰式が行われ、大賞には新型コロナウイルスの感染防止キーワード「3密」が選ばれました。 年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」で、今年の年間大賞に選ばれたのは、新型コロナの時代を代表する言葉「3密」でした。 受賞者は、東京都の小池都知事です。
4月、取り囲む記者たちに対して「密です!」と注意した場面は印象的でした。
また、大きなフリップを手に持ち、「3密」対策を印象的に訴えてきました。 受賞にあたっては、その小池知事がリモートで「コロナ禍で私たちの暮らしがこんなに大きく変わるなかで、国民の皆さんのなかでこの言葉が強く印象付けられたと受け止めています」とコメントを寄せました。 実は、「3密」という言葉は、もともと厚生労働省が発案したものでした。
しかし、主催者側は「3密」を浸透させた功労者として小池知事を受賞者に選んだのです。 これについて、当時、厚生労働大臣を務めていた加藤官房長官に記者から「『3密』は政府が呼び掛けた概念だが、世に広めたのは小池都知事だとして、受賞者となった。政府の受賞とならなかったが?」と質問が及びました。 それに対し、加藤官房長官は「別に誰が受賞になるかということに、別に私どもが関心を持っているわけではありません」と答えました。 コロナによって私たちの生活が一変した今年、トップテンに入った他の言葉も、やはりコロナ関連が目立ちました。 安倍前総理が推し進め、国民に配布された「アベノマスク」。疫病退散にご利益があるとされる妖怪「アマビエ」が選ばれました。 さらに、自宅にいながら仕事や飲み会などに参加する「オンライン〇〇」も、コロナ禍の今年を象徴しています。 そして、今も毎日のように話題に上る、政府の景気回復策「GoToキャンペーン」もトップ10入りを果たしました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース