石平道典
多くの若者らが行き交う秋葉原駅前(東京都千代田区)で2月、街路灯に多数貼られたステッカーを除去する「ステッカーはがし大作戦」が行われた。犯罪や環境悪化を防ぐ狙いで、区の若手職員や学生ボランティア、万世橋警察署員ら約50人が一斉に取り組んだ。
駅前には区所有の街路灯15本があるが、何らかのキャラクターや文字などが描かれた多様なステッカーが、至る所に貼られている状況だった。そんな中、若手職員が「いたずらを放置すれば環境が悪化する。まずは職員が見本を示そう」と発案。同署と協力し、美化活動に乗り出した。
職員らは同駅電気街口で次々とステッカーをヘラでそぎ落とし、街路灯をきれいにしていった。入庁1年目の杉山幸作さん(32)は「はがすのは大変だが、きれいな秋葉原になれば」。嶼田(しまだ)道俊・万世橋署長は「この街では犯罪を起こさせないという雰囲気を作りたい」と話していた。(石平道典)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル