大量の廃棄パンと餓死した3歳児 ある東京の街で思う

 JR蒲田駅(東京都大田区)近くのアパートで6月、住民の梯稀華(かけはし・のあ)ちゃん(当時3)が亡くなり、稀華ちゃんを1人で育てていた20代の母親が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕、起訴された事件の取材にあたった。

 担当する警視庁への取材では、母親は事件の直前、アパートを9日間空けていた。知人男性に会うための鹿児島旅行だったという。稀華ちゃんを6畳間に閉じ込めるため、ダイニングキッチンに通じる扉の前にソファを置き、ベランダに出るサッシの鍵もテープで固定していたという。死因は飢餓と高度の脱水症。汚れたおむつを着けっぱなしにしていたためか、下半身がひどくかぶれていたという話も聞いた。

 アパートの周辺で普段の暮らし…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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