静岡県熱海市の旅館「あたみ石亭」で開かれた第14期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負(朝日新聞社、日本棋院主催)は28日、前アマ名人で挑戦者の会社員、大関稔さん(24)=神奈川県藤沢市=がアマ名人の東京理科大2年、栗田佳樹さん(20)=横浜市港北区=を下した。前日の第1局に続く2連勝で、2年ぶりの名人返り咲きを果たした。
大関さんは、第2局でも中盤の勝負どころで栗田さんに読み勝ち、優位に立った。とどめを刺しにいった手にミスがあり逆転されかねない場面もあったが、その好機を栗田さんが見抜けず、169手で大関さんが黒番中押し勝ちした。
一昨年のアマ名人の大関さんは、昨年挑戦者の栗田さんに敗れて失冠したが、今年の全国大会を制してリターンマッチを実現。最短で名人復位を遂げた。(大出公二)
大関さんの話
今春から社会人になって忙しく、この舞台に戻ってこられると思わなかった。勝てたのが不思議。厳しい戦いによく耐えられたと思う。
栗田さんの話
きょうの碁は途中で大チャンスを逃してから、ずっと苦しかった。シリーズを通して満足のいく碁を打てなかった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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