大阪の夜の繁華街で、通勤などの影響を除いた人出が、緊急事態宣言が解除される前の2月はじめから増え続けていることがわかった。東京都医学総合研究所などが携帯電話の位置情報をもとに解析した。研究者はこの傾向だと今後2週間ほどで、新型コロナウイルス感染者の再増加につながるおそれがあると警告している。
携帯電話の位置情報を用いた人出のデータはこれまでにも分析されているが、主要駅を通過した通勤者のデータを含むことが多い。ただ、通勤による新型コロナ感染のリスクは、飲食の場などと比べて必ずしも高くないとされる。
そこで研究所は、東京大学発のベンチャー企業「ロケーションマインド」のデータを活用し、繁華街の人出を詳しく調べた。同社は、個人情報を含まないNTTドコモの携帯電話からの位置情報を提供している。
移動パターンから自宅と職場を…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル