大阪府では7日、新型コロナウイルスの新規感染者が800人台になる見通しとなった。1日あたりの感染者が800人以上となるのは初めて。府関係者が明かした。医療崩壊への危機感が高まる状況となっている。
府内の感染者は6日に過去最多の719人となり、初の700人台に達した。入院中の重症患者は149人で、府が確保している重症病床の使用率は66・5%になった。患者をすぐに受け入れられる重症病床に限ると86・1%。
感染の「第3波」を受けて政府が1月に出した緊急事態宣言は、大阪・京都・兵庫など6府県で3月1日から先行解除された。しかし、大阪府の感染者数は3月下旬から急増。4月1日からは3日連続で600人を超えた。
府は「第4波に入った」との認識を示す。春休みや異動の時期でコンパや歓送迎会が増えたことや、従来ウイルスより感染力が強いとされる変異株への感染が影響していると分析する。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル