「大阪ミナミの観音さん」と親しまれる三津寺(大阪市中央区)で、江戸時代後期の本堂と一体となったホテル「カンデオホテルズ大阪心斎橋」が2023年11月にオープンする。寺などが14日発表した。檀家(だんか)離れや葬儀の簡素化が進む中、本堂を未来に残し、信仰心を育むためという。
三津寺は奈良時代、聖武天皇の勅命で行基が開いた。京都・仁和寺を総本山とする真言宗御室派に属する。三津寺墓地には、道頓堀を開いたとされる安井道頓の墓がある。今の本堂は1808年に再建され、1945年の大阪大空襲でも焼けなかった。
工事は本堂を残し、その真上にホテルを建てるかたちで行う。建物は地上15階地下1階。1~3階部分に本堂が収まり、4~15階がホテル、地下1階~地上3階に商業施設が入る。ホテルの客室は180室。最上階には露天風呂やサウナのある大浴場を設ける。
朝の勤行、絵写経、瞑想(め…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment