大阪市天王寺区の天王寺動物園は3日、飼育していたワライカワセミのアキーゴ(2歳、性別不明)が同市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地で行方不明になったと発表した。足に取り付けた係留用ロープの金具の劣化が原因で逃げたとみられる。
同園によると、アキーゴは同日、同緑地内で開かれていた「ECO縁日2019」の動物ふれあいイベントに参加するため、ヤギやニワトリとともに職員が連れてきていた。午前10時過ぎ、職員が準備作業をしていたところ、止まり木につないでいたアキーゴがいなくなっているのに気づいたという。
現場には破損したロープの金具が落ちており、職員が劣化に気づかず使用したことが原因とみられる。緑地内を探したが見つからず、同園は4日も捜索を続ける。
ワライカワセミは日本では野生で生息しておらず、ハトくらいの大きさ。青い羽毛と、人間の笑い声のような鳴き声が特徴という。アキーゴは金具から外れた薄いベージュの革紐と金属製のリングを足に付けている可能性があり、同園が情報提供を呼びかけている。
同園では、今年9月にもカリフォルニアアシカの赤ちゃん「キュッキュ」が一時行方不明になった。牧慎一郎園長は「再発防止の取り組みを進めている最中の失態で深くおわび申し上げる。引き続き再発防止に取り組みたい」と話した。
目撃情報は同園(06・6771・2174)。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment