大阪府守口市立小学校で昨年、6年生の男子児童が、同級生7人から繰り返し現金を要求され、少なくとも計10万7500円を渡していたことが、市教育委員会への取材でわかった。市教委はいじめ防止対策推進法に基づく重大事態と認定し、第三者委員会を設置して調査する。
市教委によると、男子児童は昨年5~7月、10回以上にわたって現金を要求され、自宅から持ち出すなどして渡したという。現金はゲームセンターでの遊興費や飲食費に使われた。
現金を受け取っていた同級生が多額の金を持っていたことから、その母親が7月に学校に相談し、発覚。男子児童は10月上旬から学校生活に不安を感じ、不登校になっているという。
同級生はいずれも学校の調査に「金ちょうだい」などと要求したことは認めたが、脅してはいないと主張。一方、男子児童は「くれへんかったら縁切ったり、殴ったりする」と言われたと話しており、市教委は弁護士らからなる第三者委で事実関係を確認する。(森下裕介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル