10日に告示された大阪府豊中市長選は、立候補の届け出が無所属で現職の長内繁樹氏(63)のほかになく、無投票で再選が決まった。地域政党「大阪維新の会」が公認候補擁立を見送ったことが無投票再選の背景にあるが、なぜ維新は候補者を出さなかったのか。
豊中市は、大阪市の北隣にある人口約40万人のベッドタウン。同市長選が無投票になったのは2014年以来となる。
長内氏は10日午後6時過ぎ、豊中市内のホテルで集まった支援者らに「4年前の激戦のことを考えると信じられない。選挙にならなかったことは残念だが、4年間進めてきた豊中市政の方向性に共感とご理解を得られたと感じて、これからも市政運営をしっかり進めていきたい」と述べた。
前回市長選は、3期務めた前市長が立候補しない意向を表明し、長内氏ら3人による選挙戦になった。自民、立憲など幅広い政党から推薦を受けた長内氏は4万9863票を得て、次点の大阪維新の会の候補に約6700票の差をつけて初当選を果たした。
だが今回は一転、無投票に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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