松岡大将
日本国際博覧会協会は10日、2025年の大阪・関西万博の前売り入場券を、開幕500日前となる今年11月30日に発売すると発表した。入場には原則、事前予約が必要になる。入場券販売のための公式サイトや旅行会社の窓口で買える。詳しい購入方法は今後公表するという。
売り出すのは、開幕する4月13日~26日に1回入場できる「開幕券」、4月13日~7月18日に1回入場できる「前期券」、4月13日~閉幕する10月13日に1回入場できる「一日券」など。金額は種類や購入時期の早さによって異なり、大人(18歳以上)が4千~6700円、中人(12~17歳)が2200~3700円、小人(4~11歳)が1千~1700円。また、会期中に何度も行ける「通期パス」も用意する。
複雑な料金体系について、10日に会見した協会の担当者は「残念ながら夢洲の立地ゆえの苦しみ」と語った。
会場となる夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)は大阪湾の人工島で、来場手段が地下鉄やシャトルバスに限られている。混雑を避けるため、来場の半年前から当日までネットなどで来場日時の指定が必要になるほか、パビリオン(展示館)への入場も予約制にするという。
協会は会期中に販売する券も含めて2300万枚を売る計画で、うち1400万枚を前売り券で売りたい考えだ。(松岡大将)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル