2025年4月から始まる大阪・関西万博に出展するシンガポールのパビリオンが10日、会場の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)で着工した。各国が独自につくるパビリオンの建設が始まるのは初めて。11月上旬の完成を予定している。
同国のパビリオンの敷地は約900平方メートル。会場中心部を取り囲む木造の大屋根(リング)のすぐ内側にある。この日は工事関係者10人が夢洲を訪問。建設場所を示す杭が設計図通りに打ち付けられているかなどを測量で確認した。
シンガポール政府観光局は「建設の開始をお知らせできることをうれしく思う」とコメントを発表した。完成イメージ図や展示の詳細については、後日発表する。
万博を主催する日本国際博覧会協会によると、パビリオンの施工業者が決まった国は9日時点で35カ国。各国のパビリオンの建設は遅れており、約20カ国はまだ施工業者を探している。(箱谷真司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル