第67回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)は29日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で決勝があった。東海代表の中京(岐阜)が、大阪代表のあべの翔学に4―3でサヨナラ勝ちし、史上最多となる3年ぶり11度目の全国制覇を成し遂げた。
中京は1点を追いかける七回、押し出し四球や内野ゴロで逆転に成功。八回に追いつかれたが、九回2死二塁から適時二塁打でサヨナラ勝ちを決めた。
あべの翔学は3年ぶり2度目の出場で初めて決勝に進んだ。準々決勝で昨年覇者の作新学院(北関東代表・栃木)を接戦の末に破るなど大会を通じて勝負強さが光ったが、頂点にあと一歩届かなかった。
大会には地方大会を勝ち抜いた16校が出場。閉会式で大会会長の宝馨(かおる)・日本高野連会長は「はつらつと、随所に好プレーも出て、野球のおもしろさを楽しめた」と総括。決勝の試合は互角の戦いだったと両校の健闘をたたえ、「軟式野球は100年以上の歴史がある日本の文化。引き続き野球を愛し、続けていただきたい」と語った。(岡野翔、田添聖史、田中祐也)
粘られ193球、最後は笑顔 あべの翔学・下前投手
満を持して臨んだ決勝の大舞…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment