大阪市の繁華街・新世界にあり、9月に閉店する大阪の老舗ふぐ料理店「づぼらや」本店の店頭につり上げられている巨大なふぐのちょうちんについて、大阪市の松井一郎市長は23日、「大阪名物で、オブジェとして残すことも検討したい」との考えを示した。 ふぐのちょうちんは、大阪・ミナミの「くいだおれ太郎」、「グリコ」の看板などとともに大阪のシンボルとして長年親しまれており、市民らの間では行く末を案じる声も上がっている。 松井氏は市役所で記者団に「所有者がどういうことを望まれるかだ。好き勝手には言えない」としつつ、「大阪らしいオブジェとして安全性を担保しながら残せる形も考えていきたい」と述べた。 一方、市の基準では車道への突き出し幅を1メートル以内などとしており、ちょうちんは違反していた。松井氏によると、平成23年に市が行政指導したが、改善されなかったという。松井氏は「安全な形で修繕しながら維持管理されていたので、市としても黙認状態だった」とした。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース